昨年末、クリスマスのお茶会にお招きいただきました。

茶道の先生に、古曽部焼のお茶碗で、お茶をたてて頂きました。

お抹茶を、飲み干すと、底から十字架の模様が現れるという、お茶碗。

クリスマスらしい演出でした。

古曽部焼の産地、高槻は、かつて、キリシタン大名の高山右近が城主でした。

お茶碗の底の十字架は、隠れキリシタンの十字架を彷彿とさせました。

0

私は、子供のころ高槻に住んでいた時期があったので、懐かしく、高山右近のことを思い出しました。

歴史クラブに入っていた母と共に、かつての高槻藩領にあった隠れキリシタンの里(現茨木市内)を訪ねたり、民話の会で高槻の昔話を聞いて育ちました。

そこで、右近をイメージして作画。

1

高槻城跡公園には右近の像があります。

立位の絵は、そのポーズをまねて作画しました(イメージ)。

高槻以外にもマニラや金沢等、高山右近ゆかりの地にも像があるそうです。

2

千利休の高弟でもあった高山右近。

 

私にとって「描く」ということは、「向き合うこと」「見つめること」。

右近と利休と向き合った、数日間でした。