小学生の時の修学旅行は広島で、広島平和記念資料館に行きました。

衝撃的な展示が数々あったのですが、私の心に一番残ったのは、赤い折り鶴でした。

被爆した少女が入院し、元気になって退院できることを祈って折った鶴が展示されていました。千代紙などではなく、身の回りにあった薬の包み紙で折った鶴でした。

当時の私は「盲腸」での1週間程度の入院の経験しかありませんでしたが、同年代の少女の「元気になって病院を出たい」という気持ちが痛いほど伝わり、そして、その願いが叶わず、奪われた命が悲しく、心に焼き付き、40年以上たった今でも、その折り鶴のことを時々思い出します。

このところは毎日のように思い出しています。

平和を願って。