気が付けば4月!

ちょっと間があいてしまいましたが、前回の続きです。

訪れたのは、玉堂美術館です。

ずっと行きたかった美術館でした。

清流の傍の、奥多摩の自然が感じられる場所にありました。

川合玉堂は日本画家。四条派の望月玉泉と円山派の幸野楳嶺に師事し、橋本雅邦に学び狩野派を極め、それらを融和させた独自の画風で、美しい山水画や奥多摩の風景を残しました。望月玉泉に入門したのは14歳の時。玉堂美術館では、15歳ごろから絶筆する84歳までの作品を入れ替わりで見ることができます。

15歳から17歳ぐらいまでの、スケッチが展示されていましたが、もう、天才というか、描くために生まれてきた人だなぁと、感じたというか…、いいものを見せて頂きました。思わず、写生帖も買ってしまいました。表紙ももちろん、玉堂。少年期に描いたスケッチです。

年に一度、この時期に玉堂美術館で見られるという「紅白梅屏風」は圧倒的に美しかったです。

技術もさることながら、自然を見つめる確かな目と、見つめつくそうというまっすぐなまなざし、自然と溶け合う心を感じました。

清々しい気持ちになって帰りました。