府中市美術館で、只今開催中(9月11日まで)の「とことん! 夏のびじゅつ(じ)かん」展に行ってきました。
夏の間、府中市美術館では、子供も楽しめる内容の展示が毎年行われています。
で、夏休み中は子供達で賑わうだろうなぁと予想して、9月に入ってから行ったのですが、行ってみたら、バス2台分の子供たちが…。
美術鑑賞の授業で学校から来ていたようです。
いいなぁ。楽しそうな授業。
私が子供のころは無かった気がする…(笑)。
子ども達の美術鑑賞が終わるまで、カフェや美術館のある公園で時間を潰し、入れ替わりで、観てきました。
子供向けの展覧会では、作品解説などの文字情報が極力少なくなっています。その代わりに、造形そのものを楽しんでもらう工夫が盛りだくさんとなっています。
私もクイズに答えながら、童心に返って展覧会を楽しんできました。
そして、「スモール・ワールド」
冊子を買って帰りました。(上の写真はその表紙を写したもの)
本城直季さんと寺田尚樹さんのコラボレーション、素晴らしかったです。
本城さんの撮影技術によって、ミニチュアのように映し出された校庭の写真、その写真が寺田さんによって、超ミニチュアの模型で再現される。放課後の校庭や運動会、入学式のシーン。小さくなったその世界にいくつものドラマと大切な一瞬が閉じ込められています。私たちはそれを俯瞰で見る。写真と模型を見比べることによって、観る者は、深く深く、そのシーンの中に入り込んでいきます。切り取られて小さくなった当たり前の日常を、とても愛しく感じる不思議な展示でした。
市民ギャラリーの「府中の森 カラクリ展」も楽しかったです!