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コーラス連載中の「チ・カ・ラ」。主人公、千華羅の父が経営する新聞社は大正時代の銀座煉瓦街にあります。西洋化がすすむ明治の日本では煉瓦造りの建築物が増えていきました。そこで、その面影をのこす横浜の「赤レンガ倉庫」も取材しました。もっとも、「銀座煉瓦街」は、煉瓦の上に漆喰が塗られ、見た目は「赤」ではなく、白塗りの建物だったそうですが・・・。写真は明治末期から大正初期に作られ、現存する横浜の「赤レンガ倉庫」。昔は文字通り倉庫として使われていましたが、一度は衰退、廃墟同然のハードボイルドな雰囲気をかもし出す「赤レンガ倉庫」で撮影されたドラマや映画を30才以上の方は見たこともあるのでは・・・?、その後、「赤レンガ倉庫」は、2002年4月にレストランやショップの入った商業施設として生まれ変わり、今は「お洒落な横浜」のシンボルです。


設計は妻木頼黄。「チ・カ・ラ」の舞台となっている日本橋の設計もまた妻木頼黄によるものです。「大正時代」は、大昔の遠い遠い時間の彼方のような気がしていましたが、案外、すぐそばに今も息づいているものなんだな〜と、強く感じる今日この頃です。

ちなみに、「赤レンガ倉庫」は、私の漫画『横濱キネマ・シーナリー』にも登場します。そちらは現在の「赤レンガ倉庫」です。ぜひ、コミックスを買って読んでね〜。