宇津木秀甫先生の「高槻物語」。
残りのゴールデンウィークはこれを読み返して過ごすことにしました。
私が子供時代を過ごした高槻ゆかりの物語集です。
小学生の頃、私は高槻で宇津木先生の語られる昔話や
わらべ歌を聞いて育ちました。
口承文芸(民話等)は
その当時でも姿を消しつつある状況でした。
最近、また、その価値が見直されていることはうれしいことです。
「民話の会」(現『昔ばなし語りべ』)で、
宇津木先生や地域のおばあさんに聞かせてもらった昔話は、
緩急のある語りが絶妙で、
文字も映像も、形あるものは何も無いのに
鮮明なイメージが脳裏に浮かんでワクワクしました。
物語を紡ぎ出す力が私にあるのであれば、
その想像力はこの時代に育まれたと思います。
「落ちたかみなり」や
「ポンポン山の天狗杉」
「芥川の鬼」などの民話が大好きでした。
そして、高槻ゆかりの「「たかつきかるた」もちょっとご紹介。
このかるたの誕生のきっかけには私の母が
ほんのちょぴりですが、かかわっています。
高槻には、伊勢姫ゆかりの伊勢寺があります。
その伊勢寺で今も行われている百人一首のかるた会に
参加したことも懐かしい思い出です。