蔦の絡まる・・・。

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8月某日。

少し陽射しが弱くて涼しかった日に、
横浜開港資料館に行って来ました。

デジカメを持っていくのを忘れて、がっくり。
画像が悪いけれど、ケータイのカメラで撮影しました。

横浜開港資料館はお気に入りの場所。
写真の旧館は旧英国総領事館で、昭和6年(1931)に建てられたそうです。

蔦の絡まりぐあいが、いい感じだな・・・。

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この日は、「横浜山手 コスモポリタンたちの1世紀」展を観てきました。

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そして、帰り道、すぐ側の横浜税関(通称クィーン)にも、ふらりとお邪魔。
ずっと、入ってみたくて機会を逃していた、
クィーンの広場に行って来ました。

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偽造ブランドグッズあてクイズ(?)が面白かった。

過去にキング(神奈川県庁本庁舎)と
ジャック(横浜市開港記念会館)も アップしてるから、
これで、このブログにも横浜三塔がそろった事に・・・。


夕暮れ湖畔

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尋常じゃない暑さが続いて、

日中の外出がままならない今日この頃。
夕暮れ時を待って、近所の公園に出かけました。

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陽が沈むまで、湖畔のベンチでまったり。

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日没。

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今日も一日お疲れ様。

湯河原・天野屋

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7月某日、湯河原へ行って来ました。
目的は温泉。
そして美術館。

この川のほとりに
かつて名だたる作家や画家、
文化人達が愛した、由緒ある『天野屋』という
旅館がありました。

階段などに、僅かに、古き佳き時代の面影を残す
かつての「天野屋」本館は、
現在『町立湯河原美術館』となり、
文藝春秋の表紙でも有名な日本画家、
平松礼二さんをはじめ、
湯河原ゆかりの作家達の
作品を展示する美術館となっています。

そこで、竹内栖鳳の絵を見てきました。

竹内栖鳳は、
「東の横山大観、西の竹内栖鳳」と謳われた
戦前の京都画壇を代表する日本画家です。

今から15年程前でしょうか、
ご縁があって、京都の嵯峨にある
栖鳳の別荘、「霞中庵」に招かれ、
数多くの栖鳳の絵を見せて頂いた事がありました。

それ以来、栖鳳は私にとって、特別な日本画家になりました。

『天野屋』は、その、竹内栖鳳が、
病気療養の為、湯河原に赴き、
その後、その一角に住居と画室を構え、
制作に励み、そして、永眠した旅館でもあります。

美術館には
栖鳳の作品も展示されていました。

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竹内栖鳳の絵には、
日本画でありながら、ローマの古城など、
西欧の建物や風景が描かれたものがあります。

栖鳳は1900年のパリ万博視察の為に、
訪れた西欧諸国で、コローやターナー等、西欧絵画の影響を受け、
伝統的な日本画の中に、貪欲に西欧絵画の特質を取り入れ、
新しい画風を作り上げたといわれています。

幕末に生まれ、明治〜大正を生き、
戦前に亡くなった、偉大な画家。

戦後生まれで当たり前に欧米文化の中で育った私。

横山大観や竹内栖鳳ら日本画家よりも、
ピカソやモネ、セザンヌ等、西洋画家の方を身近に感じる事が多い
環境に育った私ですが・・・。

日本が失ったもの、得たもの、守り抜いたもの、
変えたもの、新たに生み出したもの・・・。

計り知れない変化の時代を体験した、
栖鳳が我々に遺してくれたものを観てきました。


灼熱ティータイム

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「中川一政美術館」日記に、
続けて湯河原の日記をつけようと思ったのだけれど、
お腹が空いたので、急遽ティータイム。

パンケーキを焼きました。

キッチンに明るい陽が差し込んで、
まぶしい程の快晴。

今日は、出かける予定も無いし
せっかくならカフェに行った気分で、
お庭の木陰でお茶にしよう・・・と、
サンデッキに準備。

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が・・・。

写真を撮って、食べようとしたら、

だらだら。どくどく。

あっという間に
汗が噴出して、灼熱のティータイムに・・・。

無理・・・。

慌てて部屋に戻りました。

ぐったり・・・。
トホホ・・。

体力消耗。油断大敵。恐るべき猛暑。


中川一政美術館

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7月某日、真鶴半島。

神奈川の景勝50選に選ばれた、名勝三ツ石。

崖の下まで降りられず岬から撮影。
うす曇の空でしたが、かえって、風情があったかも。

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岬の中ほどにある中川一政美術館を訪ねました。

97歳とご長寿の画伯でしたが、
とても90代で描かれたとは思えない
力強い筆遣いと色彩の絵が多数。

迫力のある福浦港の絵と
薔薇の絵
勢いのある魚の絵が印象的。

中川一政さんは油彩だけでなく
書や陶芸など、幅広く活躍なさった芸術家ですが、
21歳の時、最初に書いた絵が、
大正〜昭和初期の洋画家
岸田劉生さんに見出され、画家を志したそう。

美術館を訪ねていくと
画家達の交流の足跡を辿る旅にもなって楽しいです。

モダンな美術館でした。

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絵に描かれた「福浦」の港を訪ねた後、湯河原へ・・・。


ありふれた夕暮れ

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平凡な一日。
ありふれた公園の夕暮れ。

犬と散歩する御婦人。ジョギングする紳士。
ベンチでまったりの御老人。帰り道を急ぐ子供。
夕焼け空を見に来た私。

カルガモの赤ちゃん。
夕日で金色に光る緑。

先週、つかこうへいさんが亡くなられたという
ニュースを思い出しながら、日暮れの公園を歩いた。

差別のない社会を願って、『いつか公平に』というを願い込めて
ペンネームを「つかこうへい」にしたとニュースで報じていた。

お亡くなりになって、初めて知った。

つかさんはご自身の体験から
『人間は差別をする生き物だ』と何かの著書で語られていて、
遺骨は日本と韓国の間の対馬海峡に散骨してほしいと
遺言に書かれていたそう。

つかこうへいさんの作品は、
映画になった「蒲田行進曲」を観たのと、
本を数冊読んだぐらいでよくは知らない。

どんな作家さんだったのかもよく分からないのだけれど、
なぜか色々考えた。

人は横の繋がりだけでは生きていけない。
いや、生きていけない人がほとんどで、
たいていの人が横だけでなく、縦の繋がりの中でも生きている。

縦‐横。
四方八方を見渡して、自分の立ち位置を確認する。

どんなに平和主義の人でも、

「できれば、人より優位に立ちたい。
たまには優越感も感じたい。」
少しはそう思う。

多分、生き抜いていく為のそれは当たり前の本能。

でも、一つ間違えると、とてつもない過ちを犯してしまう本能。

そういう本能を人は誰しも生まれながらにもっている・・・。
と、私は感じている。

みんなが公平に生きる社会を望みながら、
時には、違う本能を自分の中にも見つけたりしてしまう。

でも、

人間は、・・・・いや、「自分」はそういう生き物だと、
ちゃんと知ることから、始まる何かがあると信じて、
未来を励ましたりしてみる。

「いつか公平に」

平凡な夕暮れ。

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青。

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ゲリラ豪雨が各地で酷い被害を出していますが、
被害に遭われた地域の方々、
お見舞い申し上げます。

ようやく、奄美地方が梅雨明けしたそうですね。
早く、各地に夏の青空が来ることを祈っています。

関東地方では、ここ数日良い天気が続いていますが、
まだ、梅雨明け宣言はされていないみたい。

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私は、暑くてちょっとバテていますが・・・。

この写真は7月某日。
お気に入りの場所で。


アートな日々

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横浜美術館で開催中の
「ポーラ美術館コレクション展」に行って来ました。

『印象派とエコール・ド・パリ』。

遥か昔に単位を取った「西洋美術史」を
思い出しながら・・・いや、昔過ぎて、思い出すのに苦労しながら、
復習。

印象派〜ポスト印象派、フォーヴィスム、キュビズム・・・。

「もっと新しい表現を」「科学的に」「野性的に」
「多角的に」「革新的に」「心のままに」「自由に」
「己のみの表現で」

どうしてそこまでして、新しい絵画を描こうとするのか、
キャンバスのこちら側、
私が立った位置に、立っていたはずである画家達に
問いかけてきました。

肯定とか、否定とか、
確信とか、迷いとか、一か八かとか、
嘆きとか喜びとか、いっぱいあふれていて、
ただ、圧倒されて帰ってきました。

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モネにセザンヌにスーラーにピカソにルノアールに
シャガールにユトリロにモディリアーニにetc・・・。

ポーラ美術館さんは凄いです。
オールスターそろってます。

この日は、混雑もせず、
ゆっくり観られて最高でした。

エコール・ド・パリ(パリ派)の
藤田嗣治さん、いいな〜。
凄くお洒落で、個性的。

あの時代に、パリの街角で、日本人の画家が・・・。
ロマンですね・・・。

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そして、別の日に東京・三鷹の美術館にも行きました。

アール・ヌーヴォーの代表的画家
アルフォンス・ミュシャの絵画展。

展覧会限定の画集を買いました。

アルフォンス・ミュシャは
ポスターやカレンダー、お菓子の包装など、
主に商業美術で活躍した事で有名です。

日本にもファンは多いと思うし(特に女性は)
日本の少女マンガにも影響を与えた画家だと思いますが、
晩年は故郷に戻って、
民族をテーマにした油絵の制作に没頭したそうです。

100年前の日本でも、ミュシャは大人気だったそう。
『白樺』や『明星』で、ミュシャっぽい挿絵や表紙が
流行っていました。

アール・ヌーヴォーの工芸品とかは、
作品によってはグロテスクなものもあって、
ちょっと苦手だったりする私ですが、
絵画、特にミュシャは優美で、最高です。

今月は、この他に
「けんちくのしくみ」展にも行きました。


『横浜三塔物語』

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梅雨です。

でも、この日も
とんでもなく晴れていました。

大気が雨で洗われているせいか、
それとも、青空を待ち望む気持ちが、
空をいっそう青く見せるのか。

とにかく、とんでもなく青い空の日でした。

21世紀の大さん橋。

現代建築も美しいな・・・。
いや、桟橋は、土木なのかな?

大さん橋には
「横浜三塔物語」のスポットのひとつがあります。

「横浜三塔物語」とは
同時に三塔(『ジャック』・『クイーン』・『キング』)
が見られる場所を全て巡ると願いが叶うという
都市伝説。

この日も三塔がしっかり見えました。

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庭園日和

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梅雨入りして、ジメジメ。
体調管理が大変な季節です。

でも、この日は庭園日和でした。

奥湯河原の旅館のような佇まいですが、
実はご近所の日本庭園の門。

ちょっぴりお散歩をしました。

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花菖蒲やアジサイが見頃でした。

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いいな・・・。日本情緒。

近いうちに、本当に湯河原に
行きたいな・・・。(温泉に入りたい。暑いけど。)

湯河原といえば、西村京太郎さんの
記念館があるらしいですね。

只今、湯河原情報を収集中。

それにしても、現役の作家さんでありながら
大きな記念館を建ててしまうなんて
凄いな〜。
さすが、大人気作家。

私も見習ってこのブログをもうちょっと何とかしないと・・・。

日記以外のコンテンツの充実を・・・。
頑張って更新します・・・。
・・・そのうちしたいと思っています・・・・。

明日は、NHK教育 『グラン・ジュテ 〜私が跳んだ日〜 』を見なくっちゃ!
日本介助犬協会事務局長の高柳友子さんが出演されるそう。

『Flower〜フラワー〜』の取材に協力していただいた
シンシアやエルモ、木村佳友さんもちょこっとテレビに映るらしいです。

「グラン・ジュテ」は女性にお勧め。
私も好きで時々見ている番組です。

輝いて活躍している女性の
人生の分岐点、飛躍のきっかけを追う番組。

楽しみ!。


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