春の景色

久しぶりの更新です。

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少しブログが止まっていましたが、小金井公園で見た、オオシマザクラの写真をアップします。

撮影は4月12日です。

ソメイヨシノは散っていましたが、オオシマザクラは、まだ、半分ほど咲いていました。

 

オオシマザクラは伊豆諸島(伊豆大島 他)に多いことからこの名前が付いたそう。

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こちらはハナモモです。

満開でした。

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ハナモモ越しの…

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オオシマザクラ。

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菜の花と、しだれ桜。

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7ムラサキハナナ。

 

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キジバトとムクドリ。

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震災後、何をブログにアップすべきか、しばらく迷っていましたが、春の花々は、心を元気にしてくれます。

引き続き、熊本の復興を心より願いつつ…。

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村上豊 展

 

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少し前になりますが、講談社野間記念館に行ってきました。

文京区にある、ほっこりとする美術館です。

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「村上豊」展を観てきました。

『小説現代』の表紙の原画や、『陰陽師』の挿絵、絵本の原画などがありました。

人物の表情が豊かでワクワクして、楽しく、そして、どこか懐かしい絵。

自由でのびのびした表現と、大胆かつ繊細な美しい色彩、味のある筆遣い…素敵な絵を堪能しました。

 

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さて、私も描かねば!


SAKURA 2016

0102今年は天候にも恵まれず、ゆっくりお花見する時間もありませんでしたが、帰宅途中や、目的地に向かう途中で、満開の桜をカメラに収めることができました。

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青空をバックにした桜を写すことはできませんでしたが…、銀色の空と桜、それはそれで夢のような光景でした。

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イースターエッグ

 

昨日はイースターでした。

写真は数日前に訪れた、日本キリスト教団 国分寺教会の礼拝堂です。

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建築家の池辺陽氏設計、1951年献堂式。

シンプルでモダンな外観に、素朴な木のぬくもり溢れる近代建築です。

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風邪をひかないように、急いで、その場で、ざっと数枚スケッチ。

帰宅してから、その中の一枚を、依頼を受けた小さな冊子のイラスト用に作画(左上)。

 

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梅の花弁の絨毯が敷き詰められた中庭には、暖かな日差しが満ちていました。

一面ほんのりピンク色。

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昨日のイースターエッグは、そのイメージで、ピンク色に染めました。

 


雨の湖

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少し前のことですが、湖畔の温泉宿に滞在しました。

私が見た天気予報では、前日まで晴れの予報だったんですが、あいにくのお天気。

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富士山は見えませんでしたが、湖は雨でも良い風情でした。

 

晴れていたら、世界遺産・富士山の構成資産である河口浅間神社や御師住宅辺りを散歩したいな…と、思っていたのですが、結局温泉三昧の旅に。

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ラウンジでカモミールティーを頂いたり、

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江戸時代から伝わるというお雛様を眺めたりして過ごしました。

この地方では、4月3日に桃の節句をお祝いするので、4月3日まで飾るそうです。

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最後まで、富士山は一度も顔を出してくれませんでしたが、河口湖美術館で「第17回 富士山写真大賞展」(1月1日~3月27日)を観てきました。

金・銀・銅の各賞受賞作品は、まさに奇跡の一枚。

 

日本人にとって、富士山は単なる日本一高い山では無く、信仰の対象であり、芸術の源でありました。

富士山が世界遺産となったのは、人と自然、日本人と富士山の関わり方、繋がり方、その全てを含めてのことなんだそうです。


「ファンタスティック」

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某日、久しぶりの快晴。

青空に誘われて、府中市美術館「ファンタスティック―江戸絵画の夢と空想」展に行ってきました。

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美術館の入り口で、満開の桜が出迎えてくれて、もう桜!?と、一瞬びっくりしましたが、ソメイヨシノより早く咲く「大寒桜」でした。

 

美術館前の桜並木はまだこの通り。

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けれど、一本だけ咲いている様子は、まさに今回のタイトルのように「ファンタスティック」!!

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美術館の中では、江戸時代の絵画が「ファンタスティック」というキーワードで、いくつかのテーマに分けて展示されていました。

天空の月や雲、目に見えぬや神や仏、見たことのない外国、などなど、当時の人々が「ファンタスティック」と感じたものを、画家たちがいかに描いたか…。

円山応挙の「雪中月図」は本当に見事な美しさ、心が澄み渡るような、ファンタスティックでした。

「南蛮屏風」はワクワクするようなファンタスティック。

歌川国芳や、仙台藩(伊達氏)の藩主が描いたファンタスティックな絵もありました。

 

「ファンタスティック―江戸絵画の夢と空想」展は、前期が4月10日まで、後期が4月12日~5月8日まで、府中市美術館にて開催中です。

前期と後期で作品の展示替えがあるようなので、後期もぜひ行かなくちゃ!!


梅見頃

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某日、快晴の梅見頃。

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新しいメガネを買いにいった帰り道、梅の花咲く公園に寄り道しました。

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梅の種類の多さに驚きながら、園内を少しだけ散歩。

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青空の中に点在する、紅梅と白梅と松の緑の対比が見事でした。

 

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こちらは、野梅性一重の「芳流閣」という名の梅。

「芳流閣」といえば、『南総里見八犬伝』に登場する建物ですが…、この梅の名前の由来でしょうか?

 

架空の建物ですが、錦絵に何度か描かれています。

月岡芳年の「芳涼閣両雄動」(竪二枚続)明治18年 が私のお気に入り。

「芳涼閣」=「芳流閣」です。

国立国会図書館デジタルコレクション

で見られますので、よかったらどうぞ。

 

桃や桜にくらべて、梅は清楚で凛としたイメージがあります。

少しクールな印象も。

まだ、冷たい風が残る季節に、最初に咲き始めるからかしら。

 

ダークカラーの冬の公園で、梅林のエリアだけが、パステルカラーに染まっていました。

春はすぐそこですね。


江戸東京たてもの園

 

先日の博物館巡りの続きです。

2館目は「江戸東京たてもの園」に行きました。

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展示室では、「江戸東京たてもの園」のルーツである「東京郷土資料陳列館」についての展示が行われていました。

「東京郷土資料陳列館」(有栖川宮記念公園)→「武蔵野博物館」(井の頭自然文化園)→「武蔵野郷土館」(小金井公園)→「江戸東京たてもの園」(小金井公園)と博物館は受け継がれてきたそうです。

同園の展示室はコンパクトですが、定期的に企画展を行っており、充実していて面白いです。

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展示室を出て、皇居に設置されていた午砲を眺めていると、ガイドさんが「当時は高い建物がなかったので、23区全域に聞こえた」と教えてくれました。

江戸時代の不定時法から、明治の定時法に変わった際に、人々に正午を知らせた午砲。

もちろん空砲です(笑)。

まだ、庶民に時計が行き渡っていない時代です。

江戸時代は城の「時の太鼓」や寺の「時の鐘」で時間を知らせていたそうです。

 

ところで、江戸時代の時間はどうなっていたかというと…。

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1日を12分割し、干支を当てはめていたそう。

「草木も眠る丑三つ時」とか、良く聞きますよね。

ざっくりですが、図を描いてみました。

また、「時の鐘」の数からくる「暮れ六つ」や「明け六つ」の呼称もありました。

 

一刻の長さはおおよそ2時間です。

しかし、日の入り、日の出に合わせた不定時法が日常生活では使われていたため、季節によって、一刻の長さが変動したそうです。

江戸の不定時法とは日の出と日の入りを基準に昼夜をそれぞれ六等分するもの。0011

ざっくりした図で申し訳ありませんが、季節との関係は、おおよそこんな感じ。

 

ファジーですね。

ちょっとうらやましいかも(笑)。

 

江戸から明治への変化は、洋装や洋館など、目に見えるものだけでなく、見えない多くの変化があったことが伺えます。

 

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前川國男邸の前では梅が咲き始めていました。

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暖かい日とはいえ、園内を散歩するのは寒く、疲れもあったので、デ・ラランデ邸でランチを頂いて帰りました。

静かな奥の部屋に案内していただけて、ゆっくり過ごせました。

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GAS MUSEUM

昨日の東京は、晴天!

とても暖かく、体調も良かったので、久しぶりに博物館巡りをしました。

まずは、お気に入りのGAS MUSEAMへ。

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これは、ガスマントル使用のガス灯です。

GAS MUSEUMのガス灯は単なる照明ではなく、「屋外展示」なので、昼間でも、灯りがともっています。

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これは、横浜に初めて設置された初期のガス灯(移築)です。

「魚尾灯」と呼ばれた裸火の炎が再現されています。

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ざっくりしすぎた絵で申し訳ありませんが、上図の〇で囲んだ部分に注目してください。

初期のガス灯は、裸火の炎の形が魚の尻尾に似ていたことから「魚尾灯」と呼ばれたそうです。

 

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メジロも博物館に来館(?)して、久しぶりの暖かな日を楽しんでいる様子。

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館内では、「錦絵にみる明治のイベント風景展」が開催中でした。

「気球実演試験」を描いた錦絵や上野で開催された「内国勧業博覧会」の錦絵などが展示され、明治のイベントの様子が伺えます。

NHKの朝ドラ『あさが来た』の時代に興味のある方には楽しい展覧会のはず。

 

昨日は、もう一つ小さな展覧会をハシゴしました。

その様子はまた次回。

 


Marie Laurencin

寒い日が続いています。

12月とは思えない暖かさだったとある日、「Marie Laurencin(マリー・ローランサン)」展に行ってきました。

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「フランスカワイイ」が切り口の展覧会。

マリー・ローランサンといえば、乙女心をくすぐるパステルカラーと、少女や動物たちが愛らしく描かれた柔らかな画風を思い浮かべますが、彼女がそのような造形にたどり着くまでに、どのような創作の歩みを辿ったのか、概観できる展覧会となっていました。

西洋の伝統的な技法で描かれた初期の絵や、ジョルジュ・ブラックと知り合いキュビズムの影響を受けた時代の絵など、一見してローランサンとは分からない作品もありました。

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この看板の絵は「ローランサン・スタイル」が確立した時代に描かれたものです。

少女や動物が本当に愛らしくて癒されます。

「マリー・ローランサン」と言えば、今日私たちが、当たり前に思い浮かべる「カワイイ」色や造形。しかし、それは、最初から当たり前に表現された訳ではなく、作家が自分の造形を追い求めた過程で生まれたものであることが、よく分かる展覧会でした。

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展覧会を観終えて、外に…。

暖かい日とはいえ、やはり12月。

散歩している人もまばらでした。

12月の午後の景色を数枚、急いでカメラに収めて帰宅しました。

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