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吉祥寺美術館で5月29日まで開催されていた、「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」に行ってきました。

 

スケジュール的に無理かな…と、思っていたのですが、何とか行けました。

行けて良かった~!!

萩尾望都先生の原画を拝見したのは初めてでしたが、もう、想像を絶する美しさ…。

本当にアート、芸術作品だと思います。

 

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こちらは、チケットと展覧会の図録にあたる原画集です。

買って帰りました~!

 

子どもの頃、「トーマの心臓」や「11人いる!」「ポーの一族」を夢中で読みましたが、まさか、「11人いる!」の原画を生で見られる日が来るとは…、しかも美術館で!!

 

あの頃、少女漫画の原画が美術館で展示される日が来るとは、夢にも思いませんでした。

かつて、少女漫画は子供の読み物であり、芸術的な評価とは無縁なものでした。

それが、今日、日本のアニメや漫画が世界で評価されたことにより、漫画を日本の文化として見直す動きがあり、また、デジタル原稿がポピュラーになっていく中で、アナログの原稿の資料的な価値、手仕事の芸術的な価値も見直されてきているのだと思います。

 

うれしいと同時に、アナログ原稿の制作方法がすでに過去のものになりつつあることを少し淋しくも思っています。

 

でも、まだまだ漫画の未来はこれから!と、信じてもいます。

これからますます生まれてくるであろう、デジタルでの新しい表現に期待してもいます。

 

あ~、とにかく、本当に萩尾望都先生の生原画は凄かった。

SFから、ラブコメ、社会派作品まで、テーマの幅が半端ない方ですが、原画を観て、その作品の幅を支える絵の表現の幅に改めて気が付きました。繊細なものから力強いものまで、ペンタッチの使い分けも、そして淡いものから激しいものまで、色彩の使い分けも半端ない!!

 

一応、漫画家なんで生原画に免疫はあるはずなんですが…。

ひさびさの衝撃…。

 

別マでデビューして、大好きな先生の原画を初めて生で見せていただいた日の感動を思い出しました。

語りつくせない感動…。

なので、この日の展覧会の模様は、また後日改めて、描かせていただきます。

キリン夫妻にナビゲーターを任せて。

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こちらが、キリン夫妻です( 作画:和田尚子)

ミュージアムが大好きなキリン夫婦です。

近日中に当ブログにて公開予定!