1.jpg2.jpg

ゴールデンウィークが始まる寸前に横浜美術館へ行ってきました。

「開館25周年記念 魅惑のニッポン木版画」展が開催されています。
目的は月岡芳年の『藤原保昌 月下弄笛図』と『月百姿』。

他にも私の好きな浮世絵師、歌川国芳や小林清親、井上安治等の作品が出品されていたので、とても楽しく観てきました。

今回は浮世絵の展覧会ではなく、木版画の展覧会であり、幕末・明治から現代までの木版画を概観する内容でした。

なので、一人一人の作家の作品点数は少ないのですが、紹介されている作家の数は多く、棟方志功や竹久夢二、齋藤清らの木版画も観られました。
とても良かったです。

現代の作家、桐月沙樹さん(1985年生まれ)の木版画もとても美しくてファンになりました。

竹久夢二の木版のレターセット(絵封筒)と千代紙は可愛いかった!
同時代人だったら絶対に、夢二のファンにもなって、夢二のお店に通っただろうと思います。

夢二のお店(雑貨屋さん)は日本橋にあったそうなので、日本橋育ちの祖母は夢二の絵封筒を使っていたかしら…なんて、ちょっとノスタルジックな気持ちになりました。

木版画のDNAが受け継がれ、三代続く芸術家一家、吉田博、吉田穂高、吉田千鶴子、吉田亜世美さんの作品もとても良かったです。祖父、両親、娘、とそれぞれに違うけれど、どこかで繋がっている感じ。

5月25日までこの企画展はありますので、もしよかったらどうぞ行ってみてください。

6.jpg7.jpg8.jpg

せっかくなので、旅行気分を味わうためにお気に入りのクラシックホテルに宿泊(笑)。

眼下は山下公園。ベイブリッジと大さん橋も見える眺めの良い部屋だったので、夕食も朝食もインルームダイニングで静かにいただきました。

山手の方もお散歩しましたが、また、それは次回にご報告します。